Carbon interface FAQ/ja

From Lazarus wiki
Jump to navigationJump to search

English (en) 日本語 (ja)

日本語版メニュー
メインページ - Lazarus Documentation日本語版 - 翻訳ノート - 日本語障害情報

Carbon インターフェースに関してよく質問される項目のリストです(訳注; 0.9.26リリース前の古いテキストですが、リンカオプションやアプリケーションバンドルの必要性についてまとまっています。アプリケーションバンドルは、実行ファイルやアイコンファイルなどを格納したフォルダの一種ですが、ファインダからは一つのものに見え、クリックしたりアイコンをドロップしたりすると実行します。0.9.26以降のMac OS X用 Lazarus IDE自体もデフォルトでアプリケーションバンドルになっています)。

Carbon インターフェースの状況は?

Carbon インターフェースはまだ完成しておらず、安定状態に向けて絶えざる開発が続いています。現状はRoadmap#Status of features on each widgetset 及び Roadmap#Status of components on each widgetsetにあります。Carbon interface internals#Compatibility issuesも見るべきです。

Carbon インターフェースでのLazarus IDEの状況は?

Carbon インターフェース用にコンパイルされた Lazarus IDE は実行可能ですが、開発に使えるほど安定していません。改善のため、バグ情報をCarbon interface internals#Carbon IDE Bugsにおよせくだだい。

Carbon インターフェースのアプリケーションを書きましたが、フォーカスが当たりません

Carbon アプリケーションはアプリケーションバンドルから実行する必要があります。アプリケーションバンドルを作る方法は アップルリソースファイルを作るにあります。

Carbon アプリケーションをビルドするとリンカがエラーを出す

リンカに Carbon フレームワークを利用するためのオプションを渡していないからです。コンパイラオプションをご覧下さい。

Carbon インターフェース用 LCL または Lazarus をターミナルからビルドするには?

Lazarus ディレクトリで次のコマンドを使うことができます:

  • LCLには:
make lcl LCL_PLATFORM=carbon
  • Lazarus IDEには:
make all LCL_PLATFORM=carbon OPT="-k-framework -kCarbon -k-framework -kOpenGL"

Leopard (OS X 10.5.x)では:

make all LCL_PLATFORM=carbon OPT="-k-framework -kCarbon -k-framework -kOpenGL -k'-dylib_file' \
    -k'/System/Library/Frameworks/OpenGL.framework/Versions/A/Libraries/libGL.dylib:/System/Library/Frameworks/OpenGL.framework/Versions/A/Libraries/libGL.dylib'"

ターミナルから Carbon インターフェース用LCL または Lazarus IDE をリビルドしようとしたら"make: -iVSPTPSOTO: Command not found"エラーが出る

このエラーが出るのは Free Pascal Compiler の実行ファイルがサーチパスの中で見つからなかったからです。ターミナルプロファイルにそれらのパスを追加しなければなりません。ターミナルプロファイルはユーザのホームディレクトリにあります:

  • bash端末では ".profile" ファイルです。例えばターミナルから "open -e ~/.profile" というコマンドを実行して下さい。このファイルの最後に、次の行を加えます:
export PATH=$PATH:/usr/local/bin
  • tcsh端末では ".tcshrc" または ".cshrc" または ".login" ファイルです。例えばターミナルから "open -e ~/.cshrc" というコマンドを実行します。最後に、次の行を加えます:
append_path PATH /usr/local/bin

ここで "/usr/local/bin" は FPC 実行ファイルのあるパスです。ファイルを保存すると、次にターミナルを起動した時からうまくいくようになるはずです。