Basic Pascal Tutorial/Chapter 5/Records/ja

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5E - レコード型 (著者: Tao Yue, 状態: 原文のまま変更なし)

レコード型を使えば、関連したデータ項目をひとつの構造に収めておける。ある人について情報が欲しいとき、名前、年齢、都市、州、そして郵便番号が知りたいかもしれない。

レコード型を宣言するためには、以下のようにする。

TYPE
  TypeName = record
    識別子リスト1 : データ型1;
    ...
    識別子リストn : データ型n;
  end;

たとえば、

type
  InfoType = record
    name : string;
    age : integer;
    city, state : String;
    zip : integer;
  end;

識別子 name, age, city, statezip のそれぞれはフィールドとして参照される。次のようにして変数内のフィールドにアクセスできる。

 変数識別子.フィールド識別子

ピリオドで変数とフィールド名を分ける。

レコード型を扱うときにとても便利な命令文がある。ひとつのレコード型変数を長く用いるつもりで、変数名を繰り返し繰り返しタイプしたくないなら、変数名を除いて、フィールド識別子だけを用いることができる。以下のようにすればよい。

WITH レコード型変数 DO
BEGIN
  ...
END;

たとえば、次のようになる。

with Info do
begin
  age := 18;
  zip := 90210;
end;
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